健康診断の項目を見ると、それぞれの検査が重要であることが分かります。健康診断は基礎ドックですので診断項目に限界がありますが、生活習慣を変えるきかっけになった方は、多いでしょうね。
(1)血液一般
- 血糖値
- 血中脂質
- 白血球
- ヘモブロビン
血糖値や血中脂質を見ること、糖尿病や高脂血症に関わる検査項目があります。白血球やヘモブロビンなどを見ることで、感染症や貧血、肝炎など基礎的な項目のリスクが分かります。
基礎ドックは会社の健康診断であり、自分の体について基本的なことが分かりますが、その中でも、代表的な項目が並んでいると言えますね。
(2)糖代謝
- 尿糖
- 血糖
尿検査から尿糖を確認して、糖代謝に異常があるのか判別します。糖尿病や急性すい炎などの症状があるのか確認するために重要な検査になります。
糖尿病の検査のためには、尿糖と血糖の検査を両方行い確認することが重要になりますので、両方の値で判断することが重要になります。
(3)脂質
- 中性脂肪
- LDLコレステロール
血液検査によって、血中の中性脂肪やLDLコレステロールを調べることで、動脈硬化の可能性を調べることができます。動脈硬化は、脳卒中や心筋梗塞など多くの疾病の原因となりますので、注意が必要ですね。
数値が高い人は、運動機会を増やすことや食生活を改善するなどを心がけることで、疾病のリスクを減らすきっかけにもなります。
(4)胸部X線
- 肺
- 心臓
胸部X線は、肺や心臓の異常を調べることができることで有名ですが、周囲の臓器に病気があるのか探すことにも繋がります。肺は肺炎や肺結核、心臓は心筋梗塞や拡張型心筋症などを確認することができるため重要な検査になります。
X線による放射線被曝のリスクは問題ないとする結果もあるようですが、不要な被曝のメリットはないですね。
(5)循環器
- 血圧測定
高血圧の場合、心臓などに負荷がかかり何らかの障害が発生することがあるので注意が必要ですね。高血圧は動脈硬化などの原因になると言われていますが、脂質の数値も合わせて悪いとリスクが高まりますので、生活習慣を見る一つの指標になります。
(6)身体測定
- 身長
- 体重
体重の大幅な増減がある場合、臓器による異常が考えられます。人間は、年齢によって体重の増減が発生しますし、ダイエットや運動などで変化する場合もあるので、体重の増減が全て悪いわけではないですね。
(7)肝機能
- γ-GTP
- AST
- ALT
肝細胞の状態や飲酒量で変化する酵素を調べることで、肝硬変のリスクなどを調べることができます。日頃から飲酒の機会が多い方は、休肝日を設けることや飲酒量を減らすなど、肝臓をいたわることで数値が改善することもありますね。
(8)医師判断
- 検査結果
- 医者の判断
健康診断の結果から、医師が注意すべき点などについて健康診断書に記載がされます。健康診断の項目に異常がなく、健康であれば特に気にすることは何も書かれないでしょうね。
社会人になると会社や知人と夜の付き合いが頻繁になる方が多いと思いますが、健康診断が体調管理を始めるきっかけになった方も多いのではないでしょうか。
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