人間ドックの市場規模

人間ドッグが健康のために注目を集めていますが、最大のメリットは病気の早期発見が行えることです。病気は早期発見すれば生存確率も上がるうえに、治療期間も短くなるので医療費も安くなります。

人間ドッグと健康診断受診者の推移

1. 2004年度 9607万人
2. 2005年度 9806万人
3. 2006年度 10020万人
4. 2007年度 10010万人
5. 2008年度 9951万人
6. 2009年度 10590万人

人間ドッグと健康診断受信者の推移について、矢野経済研究所がまとめているので、見てみましょう。人間ドッグと健康診断受信者は、1億人を超えており、日本で健康意識が高まっていることが分かります。人間ドックが増加している背景について、法律と世の中の背景から考えて見ましょう。

人間ドックの市場規模拡大と法律

1. 労働安全衛生法に基づいて、健康診断の受診義務がある
2. 雇い入れ時と年1回の定期健診
3. 特定業務従事者は年2回
4. 従業員が健康診断拒否を行えば懲戒処分の対象
5. 受診した従業員に健康被害が発生しても過失相殺の対象

会社勤めの方は、定期健康診断を受けたことのある方が多いと思います。事業者は従業員に、定期健康診断を受診させる義務がありますので、どこかに勤めたことのある方にとっては馴染み深いかもしれないですね。

健康診断について上記の通りまとめましたが、従業員に対しても健康診断を懲戒処分の対象にできることを定めていることが分かります。

人間ドックに関心が高まっている理由

人間ドックに関心が高まっている背景の一つに、健康診断の義務化による健康意識の高まりを説明しました。健康診断の基礎的な項目以外にも、受診者が任意で受診できる健康診断メニューを提供しているクリニックもありますね。

1. 日本人の高齢化
2. 健康ブーム
3. ガンなどの重病でも早期発見で治療可能

人間ドックに関心が高まっている理由はいくつかありますが、代表的な理由は上記のようなものです。人間ドックによって病気の早期発見に成功すれば、健康で長生きできるうえに、医療費が節約できますので、健康に対する投資と考えると安い出費と言えそうですね。

人間ドックには基礎ドックと専門ドックの二種類がありますが、それぞれを次回は簡単に見てみましょう。

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